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自衛隊の演習って何やってんです?




自己完結能力の習熟



タコツボ掘りは過酷な任務


陸自 作戦法規ポケット六法 平成27年版
自衛隊では単に「自己完結」と言った場合、自己完結型や自己完結性を意味し、人が日常を送るために必要とされる食事から飲料水の確保、コミニュティの建設、病院の運営などのほぼすべてを自衛隊自らの装備と人員と職能で補う能力を表しています。これらの能力を日々高めるために自衛隊では様々な訓練と演習を行っていますから、自衛隊の演習といっても、決して射撃や戦闘訓練ばかりではありません。

演習の種類と様々な演習場

完全密着! これが本当の陸上自衛隊 (MSムック)
陸上自衛隊での演習の多くは演習場で行われます。穴掘りしかできないような小規模な演習場から、一五五ミリ、二〇三ミリ自走榴弾砲、七四式一〇五ミリ戦車砲をはじめ、普通科部隊の無反動砲・迫撃砲・対戦車誘導弾、施設料の地雷爆破訓練等まで出来る大規模な演習場まで、全国各地に様々あります。地方ですと、駐屯地の傍にある場合もありますが、東京都内の駐屯地の場合は、移動に半日を要する場合もあり、結構大変です。春になるとそんな演習場に知ってか知らずか「不法侵入」して山菜を取っていく部外者の民間人も多くいます。戦車が走り回り、実弾訓練も行われる演習場に民間人が入り込むのは、あまりにも危険ですから、演習開始前に74式戦車の空砲でズドンとやると、あたふたと山菜取りの人たちやらいろんな人たちが出てくる場合もあります。北海道の演習場では総面積9600haの北海道大演習場や、アメリカ海兵隊も使用し、道内でも最大の矢臼別演習場(エゾリスいっぱい)が有名です。このような演習場において、陸上自衛隊では民間の輸送手段も活用して展開する協同転地演習を行います。一方、本州の演習場では、やはり本州最大で富士の裾野に広がる静岡県の東富士演習場(9000ha)が有名でしょう。総工費25億円の市街地訓練場も設けられており、レーザー光線を利用した模擬交戦装置バトラーを使った演習や、89式エアガンでのCQB訓練が行えます。年に一回の特別な演習、総合火力演習を行うのも東富士演習場です。また、東富士演習場に隣接するのが米海兵隊のキャンプ富士。東富士演習場に訪れる米軍部隊の窓口でもあります。米軍は演習のたびに、銃弾どころかM4自動小銃まで置き忘れていくんだとか。そのたびに送り届けてあげるのが優しい自衛隊です。演習場には廠舎(しょうしゃ)という簡易宿泊施設が設けられており、訓練にやってきた部隊の皆さんが寝起きします。廠舎の中にはPXも入っているところもあり、お菓子やおつまみ、清涼飲料水、訓練用品が売っています。なお、購入はペリカではなく日本円で大丈夫ですが、ビールと焼き鳥はありません。ある廠舎には、米兵向けに本場アメリカ式の「ドアが膝下から無い洋式トイレ」があるといいます。また、実弾下潜入訓練場というのもあります。これは隊員に機関銃火の下を潜らせ、根性をつけさせるための訓練施設です。実弾が頭の上を通過するどころか、すぐ真横で爆弾が爆発し土砂が容赦なく降り注ぐという、実に男臭く過酷な訓練場であります。

参考文献  
http://www.higashi-nagasaki.com/c2008/C2008_22_132.html
http://www.mod.go.jp/gsdf/neae/neahq/pastevent/sennyu.htm

航空自衛隊には滑走路が爆撃・砲撃によって航空機の離着陸が不可能になった場合を想定した「実爆訓練」があります。

演習では装備品等の紛失や水没に気を配るのが大変


もし万が一、演習において国から貸与されている官品の装備品を紛失してしまうと、あとで捜索が待っています。こんなことにならぬよう、隊員は装備品、とくに小物が落下、紛失しないようにヒモやカールコードでベルトに結び付ける縛着(ばくちゃく)を行います。銃剣もしっかりとヒモでベルトと結び付けられています。また、銃の部品なども脱落しないように、ビニールテープでぐるぐる巻きにする場合もあります。89式や64式、とくに62式軽機関銃を注意深く見てみると、ストックの端や2脚と銃本体にテープが巻かれているのがわかります。これは部品脱落防止のためです。もし、訓練中に山の中で落としてしまうと官品の紛失となり大捜索です。銃自体を落として無くしたら・・・おそらく6か月の停職で依願退職コースになるでしょう。演習中、実際に89式小銃を紛失した隊員がいます。また、携帯電話や無線機、GPSなど水に濡れてはいけないものはビニール袋に入れ、パッキングされるなどの防水処置が施されます。このため、ジップロックが隊員の愛用品です。また、PX関連ショップからも防水処置用のパックが販売されていますから、こちらを使う隊員も多くいます。

野営と天幕


陸上自衛隊の演習では野営と天幕はつきものです。野営は民間で言うところのキャンプで、天幕とはテントの事。すなわち野外でテントを張ってそこで寝るのです。しかし、リア充が夏に大学のサークルの女子とやるビールとBBQと川に飛び込み付きの楽しいキャンプとは違いますぞ。パンツからシャツ、戦闘糧食、私物の携行糧食(カップめんやチョコレートなど)、携帯雨具、携帯えんぴ(スコップ)、それらを放り込んだ背嚢を背負っての行軍の後、天幕で寝ます。天幕は陸上自衛隊での演習では必需品なのです。一方、航空自衛隊でも、ペトリオット部隊では野外に展開する演習を行っていますが、空自の場合は演習でも天幕を張らないことが多く、トイレ、流し台、ベッド、シャワー、給湯器、冷蔵庫、テーブル完備のキャンピングカーのようで快適な「自活車」で寝起きしていますから、陸自隊員は「てか、オスプレイよりコレ買えや^^」と嘆き、羨望のまなざしで見つめています。

演習で食うメシははどんなの?

さて、自衛隊の演習では戦闘糧食や、炊事用の車両「野外炊具」で調理した各種の食事を喫食することになります。さらに自衛隊では必要に応じて、基本食又は増加食として携行食を支給することができると決まっています。元自衛官が書いた書籍「そこが変だよ!自衛隊」によれば、かつて陸自では演習時に「コンバットレーション」と袋にカタカナで書かれた通称おやつセットが配給されたと紹介されています。内容物は魚肉ソーセージ、みそぱん、ういろう、パックのりんごジュースといった食品や飲料。これを真似れば、どなたでも自宅やサバゲーフィールドで、手軽に自衛隊のオヤツを再現できます。また、自衛隊の訓練で配給されるものとして面白い"食べ物"に凍結乾燥梅肉粒がありますが、これはその名のとおり梅肉を食べやすいように凍結乾燥させタブレット化したもので、3粒入りでアルミパックされています。オヤツというよりは夏場の訓練時の塩分補給が目的です。

野戦築城


軍隊において陣地を制作することを築城と呼びますが、もちろん本当に「城」を作るわけではありません。防御のための掩体を作ったり、また障害物などを設けるなどの土木工事が主要な作業です。とくに陸自の演習と言ったら「タコツボ掘り」をなしには語れはしないでしょう。これは陸自隊員の演習で、まず真っ先にやらされる伝統儀式ですが、小銃手一人用の1メートル弱のものから、戦車が入れる大型の掩体まで様々なタコツボ堀りのスキルを身に着けるのです。このタコツボ作りを正式には掩体構築と呼びますが、「さあ、みんな。これと同じように作るんだよ」と班長は手本を示すため、自ら実際に作ったふかーいタコツボを見せます。ベテラン陸曹になれば、いとも簡単に一人で深いタコツボを作れてしまいますが、しかし、このタコツボもただ穴を掘ればいいってもんじゃあ、ありませんよ。一人用のタコツボには底部に手りゅう弾避けの手榴弾孔を設けますし、穴の大きさは厳格に決まってもいますから、班長の指通りに絶対に守らなければなりません。なんで?戦車が踏んだ時に規定外のサイズだと、いとも簡単に踏みつぶされてしまうからです。このタコツボ掘りですが、自衛隊で個人装備として配備されている折り畳み式携帯シャベル、通称エンピを使って行います。実は陸上自衛隊の活動においてはこのエンピ、実に幅広いシーンで活躍します。以前、配備されていた旧型の携帯シャベルはアメリカ軍のものとほぼ同じ形状をしており、現行の三つ折りエンピに比べ長い柄が特徴です。現行型は、柄の部分がカバーからはみ出ず、カバー全体にすっぽりと収納できてスマートです。展開角度によってはクワとしても使えて利便性が高いのも特徴。なお、エンピはほかにも演習場の隅でウンピをする時の穴を掘るのにも活用されます。このような理由から、穴の詳しいサイズなども防衛機密になるとされますから、アナどってはいけません。




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