自衛隊の背嚢 更新日 2016/1/4 15:48:30


自衛隊の背嚢ってなに?
いわゆるリュックサックです。


戦闘背嚢(リュックサック)は何が入ってるの?

戦闘背嚢は陸上自衛隊に配備されているコンバット・バックパックで一般隊員用の「一般用」と空挺隊員向けの「空挺用」があります。旧型の73式背嚢はOD作業服時代に制式配備されており、現在の背嚢に比べ、ODカラーで横長になっているのが特徴ですが、現在のモデルは縦長サイズ、迷彩模様で機能的にも非常にシステマチックです。空挺用は降下の際には、身体の前面に装着し、降下中は、足の下に吊り下げ、着地後は、一般用と同じく背中に背負い作戦行動を展開するというかなり変わった運用を取ります。また、容量も一般に比べてかなり大きくなっており、こんなものを背負って戦闘する第一空挺団はやはり狂って・・いや、精強かつ特別な死生観と言われるだけあります。かつて陸上自衛隊第一空挺団に所属していた漫画家・板垣恵介さんの著書『200000歩2夜3日』では普通科時代の富士山麓合同演習における「富士山走破」のエピソードが描かれていますが、それによると背嚢には以下の物が入っています。缶メシ8缶、おかず缶8缶、缶入り飲料3本、袋入り菓子、着替え(防寒シャツ含む)、ベビーパウダーの缶、その他装備エトセトラこりゃ重いですよ本当に。また、仮眠覆いという「寝袋」や、調理器具というより食器として使われることが多い飯ごうや個人の私物も入っています。背嚢のサイドには水筒を装着できます。なお、武器や弾薬は別に携行するため、戦闘背嚢には入っていません。とは言えやっぱり重い。体への負担を少なくするため、背負い部にはクッションパッドが内蔵されています。重い重いと言いますけれど、小銃手は3.5キロの89式小銃、機銃手はミニミ、砲手は13キロのパンツアーファウストなどを携行するので全体的な携行品はさらに重いのが実情です。



「装具の点検」では中隊長が中身を一人ひとりチェックする

陸上自衛隊ではヘルメットなど個人装具を身に着け、銃を持ち数十キロの長距離を徒歩で移動する行軍という訓練が行われます。行軍の前日には上官によって背嚢の中身を点検することも行われます。さて、上でベビーパウダーについて書きましたが、自衛隊では隊員が行軍訓練の際に足の裏のマメ対策として休憩のたびに足の裏にベビーパウダーを塗っています。行軍には必需品なんですよ。

※参考文献

『200000歩2夜3日』 板垣恵介 著

制服と略帽の歴史をひも解く


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自衛官のリュックサック、背嚢には何が入っている?
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